2018年09月03日

JSYMO裏話

こんにちは、Kimmyです。

前回のテーマとして取り上げた、
ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ。
プロジェクトの第1回目を、
先月、無事に開催することができました。

IMG_8424.JPG

素晴らしい講師陣のお力と受講生の頑張り、
終始温かく見守って下さった聴講生、
コンサートにご来場下さったお客さま方、
ご支援を賜った篤志の方々のおかげさまで、
セミナーとコンサートのクォリティが、
想像以上に高いものになったと感じています。
本当にありがとうございました。

DSC02528.JPG

IMG_8395.JPG

事務局は、終了直後から決算の準備・参加者アンケートの集計、
諸々の反省材料の整理等、手分けして取り組んでいます。
第2回の開催も既に決定していますので、
それに向けて新たに動き始めているところでもあります。

初回であった今回は、
わからないことや知らないことが多すぎて、
暗闇を手探りで歩くような感じでした。
そのため、至らなかったことは数々あったと思います。
ひたすらお詫びするしかありません。
まことに申し訳なく存じます。

一番苦慮したことは、経済的な面でした。
文字通りゼロからの出発でしたから、
予算を組んで色々と検討を重ねつつ、
また、できる限りの節約を心掛けつつ、取り組んできました。
受講年齢層がユース世代であることを考慮し、
受講料を極力安価に…という縛りが特に難しかったです。

受講生と聴講生のアンケートを見ると、
受講料(聴講料)に対しては「妥当」と回答して下さった方が多かったです。
中には「安い」という意見も複数あり、有難く拝見いたしました。

今回、受講料及び聴講料を極力低く抑えられた背景には、
講師陣のご理解が大きかったことが一番に挙げられます。
プロの演奏家の方々であるにも関わらず、
予算の段階から十分な講師料のお支払いを見込めない状態で、
プロジェクトへの参加を快くご了承頂いておりました。
実際の稼働日は本番の3日間だけではありませんでした。
むしろそこに至るまでの水面下の準備段階の方が大変だったくらいです。
講師の方々には、本当に心苦しい限りです。

でも、個人的な考えですが、ここには矛盾が生じているように思い、
いずれは改善していくべきであると感じています。

と言いますのも、
そもそもこのプロジェクトの理念には、
“将来的にこの分野の専門家を排出する”
という狙いが含まれています。
つまりはプロを育てるという方向性を持っている訳です。

受講生たちが、いずれこの分野で仕事をしてお金を稼ぐ可能性があるのであれば、
「プロの指導には十分な対価を支払って存分に吸収しよう」
という考え方をするのが妥当かな、と思うのです。
プロの価値を「お金」という尺度で高めることは、
ゆくゆくは、そこを目指しているその人にも返ってくることだと思います。

更に、プロジェクト実施に向けて様々なステップを踏んできた中で、
楽譜の購入という問題も経済面では少なからぬ影響がありました。

「楽譜は買うもの」という考え方です。
講師陣から示されたこの考え方は、
著作権のことを踏まえ、現状から今後を見据えたものです。
当たり前のようにコピーして使い回していた時代から、
私たちはもう卒業しないといけないと思います。
これからのスタンダードとして定着に協力するのは、
JSYMOの務めであると考えました。

ただ、ユース世代に経済的な余裕が中々ないのは理解できます。
ましてや学生さんだったら尚更です。
いくら静岡が日本の真ん中…と言っても、
たとえば千葉や山口辺りから3日間通って来られるはずもなく、
交通費がそれなりにかかり、当然宿泊が伴います。
食事代もかかります。
極力安価に抑えた受講料(聴講料)と言ってみても、
お財布から出すのは厳しかったことでしょう。

受講生の経済的負担を少しでも助け、
クォリティの高い指導に対して十分な対価をお支払いし、
多くの人がマンドリン属・ギター・コントラバスの奏でる音楽に触れ、
その素晴らしさを共有できる理想的な環境を整えるための資金。
どうにか工夫して集めたいものだと思うのです。
今後の大きな課題だと思っています。

クラウドファンディングの構想も検討の素材として挙がっているのですが、
まだ具体的な一歩を踏み出すには至っておりません。
その方面についての知識も足りず、勇気もありません。
まずはもっと情報を集めないと…というところです。

コンサートの打ち上げで、
「お金は出します」「大人はお金を使いましょう」
と発言された方がいらして、とても勇気づけられました。
地道に探っていけば、
資金を出してくれる人も、集める方法も見つかるかもしれません。

将来のマンドリン音楽世界の環境の改善を目指し、
JSYMOプロジェクトを通して何かできることがないか、
アマチュアマンドリン合奏団のレベルで探って行けると良いと思っています。

ちなみに今回のプロジェクトの実施に際し、
我が静岡マンドリン愛好会からの惜しみない人的・経済的協力は、
大変に力強く、とても有難かったです。

私はどちらの立場にも身を置く人間で、
どんな風に言ったらいいのか悩みますが、
いずれにしても感謝の気持ちでいっぱいです。

JSYMOプロジェクトが今後一層軌道に乗ると良いと思います。
アマチュアのマンドリン合奏団が夢を持って活動していける時代の創造に向け、
この世界に関わる大人の一人として何かできることはないか、考えていきませんか?

とりあえず私としては、乗りかかった船である事務局の業務と、
身近なゴールである愛好会の定演、頑張ろうと思っています。



第44回定期演奏会〜マンドリンの夕べ〜
2018年11月24日(土)
開場17:45/開演18:30
静岡音楽館AOI 8階 ホール
入場料:一般1,000円/学生500円


第2回ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ
プロジェクト開催決定!
2019.8.16(金)〜18(日)
開催場所:静岡市内(予定)
最終日コンサート会場:しずぎんホール『ユーフォニア』
posted by かんぢちょ at 23:05| Comment(0) | 日記

2018年08月09日

ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ

こんにちは、Kimmyです。

この夏、ここ静岡で新しい試みが、
全国に向けて発振される予定です。
((((((((♪))))))))
それは、
「ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ・プロジェクト」

…長いので、「スーパーユース」と略して書きます。

スーパーユースの理念、それは、
“プロの指導でマンドリン属・ギター奏者のレベルの底上げを図る”
“将来的にマンドリンオーケストラのプロを輩出する土壌を作る”
“マンドリンオーケストラを世の中に広める”

私も参加します。
と言っても、既にユースの2人分くらい生きてしまっている私。
奏者としてではありません(言わなくても伝わってました?)

事務局として裏方のお手伝いをさせて頂いています。
動き出して既に1年が経過し、
今月いよいよ本番を迎えることとなりました。

尊敬する素晴らしい講師の方々や、
これから出会う全国から集まる若い挑戦者の方々。
そんな皆さん方のために、
及ばずながら力を尽くしたいと思っています。
(乗りかかった船…とも言う)

マンドリンの世界は”マイナー“と言われがちです。

以前、マンドラを背負って静岡駅をウロウロしていたら、
地元の某テレビ局の撮影クルーに呼び止められ、
「何を背負っているんですか?」と聞かれたことがありました。
“楽器“とさえ認識されなかったのでしょう。
「マンドラです」と答えたものの、
それが何であるのか、わかって頂くのは意外に大変でした。

時間帯は夕方。
ローカルの生情報番組の最中だったようです。
毎日、駅の南口から中継を入れるコーナーがあり、
視聴者に向けてクイズを出題するとのこと。
スタッフは、そのネタを探していたようでした。

聞けば「変わった人を探しています」と言うのです。
得体の知れない怪しげなモノを背負って通りかかった私に
白羽の矢が立ったのだと理解しました。

"この楽器は何でしょう?“という問題にしたかったらしいのですが、
スタッフ達がマンドラを知らなかったため、
急遽“マンドラはどこの国の楽器でしょう”
という三択問題を出すことになりました。
(ちなみに正解者には干しシイタケとお茶のプレゼント)

まぁ、このハナシを長々とするつもりはないのです。
とにかくマンドリン属の楽器の認知度は、
残念ながら世間ではまだまだ低いということなのです。

スーパーユースのプロジェクトの試みが良い方向に進み、
マンドリン属・ギターの楽器の素晴らしさに触れる人が増え、
世の中にそれらを広めていけるという好循環が生まれたら…

楽器を持って駅でウロウロしていれば、
「あ、あの人マンドラを弾くんだ」と羨望の眼差しで見られるでしょう。
大きな楽器を背負って人混みでうっかり誰かにぶつかっても、
「あ、マンドロンチェロを弾かれるんですね、頑張って下さい!」
…と、怒られるどころか励まされたりするでしょう。

そんな日がいつ来るのだろう…
…と待っていても、
そう簡単に来てくれはしないでしょう。
だからこそ実現への道を拓くのです。

それが、
「ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ・プロジェクト」

是非とも、盛り上げていきたい試みだと思います。
多くの方々のご理解、ご協力、ご賛同を賜りたいと存じます。

2日間の短期セミナーの成果は、
3日目のコンサートでお披露目という運びです。
8月19日(日)開催の1stコンサートに、
皆さまどうぞご来場下さい!
日本マンドリン文化の歴史の1ページに刻まれる、
ユースオーケストラの第一歩の目撃者になって下さい。

【ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ】
セミナー:8/17(金)〜18(土)清水テルサ
コンサート:8/19(日)しずぎんホール「ユーフォニア」
チケットのお求めはHPのお取り置きフォームをご利用下さい。
http://youth-mandolin.org/


第44回定期演奏会〜マンドリンの夕べ〜
2018年11月24日(土)
開場17:45/開演18:30
静岡音楽館AOI 8階 ホール
入場料:一般1,000円/学生500円
posted by かんぢちょ at 17:23| Comment(0) | 日記

2018年07月14日

アレクサンダー・テクニーク2

こんにちは、Kimmyです。

マンドリンとトレモロは切っても切れない関係です。
奏法や表現の方法は曲によって使い分けが必要ですが、
通常はトレモロを避けては通れないのがマンドリンの世界です。

ある日突然トレモロができなくなってしまう…
そんな恐ろしいことが、
実際自分の身に起きたことがあります。

…ということを以前ここに書きました。

立ち直りのために色々と模索していた時に出会った
アレクサンダー・テクニーク。
それは自分の身体と心に向き合うきっかけになりました。
私は何を感じ、何を考え、そしてどうしたいのか。
以来、自分で心を決めて行動することを学びつつあります。

先日、愛好会有志が9人集まって、
アレクサンダー・テクニークの教師、黒田好美先生をお迎えし、
3時間ほどのワークショップを開催しました。
テーマは、
「楽器演奏者としてより良いパフォーマンスをするには」

まずは骨格模型のナオキ君から
脊椎と頭蓋骨の関係や、
身体の各部の繋がりなどを教わりました。

アレクサンダー3.jpg
ナオキ氏

次に先生が提案されたのは、
これまでの「あたりまえ」「ふつう」を
一度手放して見直してみるための実践的ゲーム。
例えば目をつぶって歩くとか、
人差し指で支える割りばし一本で隣の人と繋がり、
目を閉じてそれを落とさないよう互いに立ったり座ったりするとか。

そんな数々のゲームを通して、
周りの人や様子から様々なことをキャッチしたり、
場合によっては緊張を覚えることを自覚してみたり。

アレクサンダー1.jpg

その後、各自が楽器を持って座ってみました。
ちょっとした姿勢の不自然な癖を、
先生に本来あるべき向きに少し修正して頂くと…
本人も周囲も驚くほど音が変わったのです。

アレクサンダー5.jpg
アレクサンダー6.jpg

先生のhands-onで得た筋感覚を言葉にしてみる体験は、
誰しもが新鮮に感じました。
無意識にしていた動きが本当に必要なことなのか、
更にはそれを止めることを選ぶという発想に触れ、
まさに目からウロコが落ちる感じでした。

先生は、「人前で音楽を奏でるという表現者にとって、
自分の反応や思考がダイレクトに音楽に影響していることに気づいて」
と仰るのです。
そして「表現者の自覚をどう育てていくのか気づいて」とも。
また、刺激は外から訪れるものだけれど、
反応は私たちが自由に選択できるものだと教わりました。

自分の身体をどう使っていくのか。
身体の各部の繋がりを思い出し、
外からくる刺激に対する緊張をやり過ごし、
伝えたい音楽を奏でる自分を思い描いてみました。

すぐにクリアできることではないと思うのですが、
レッスンで得た様々なヒントを糧に、
ワクワクしながら楽器と付き合っていきたいと
あらためて思いました。

9人いれば9人9色。
人それぞれの反応がお互いに良い刺激になりました。
グループレッスンは私には非常に興味深かったです。

アレクサンダー・テクニーク・ワークショップ。
是非また開いてみたいです。
黒田好美先生、ありがとうございました!

アレクサンダー4.jpg


【静岡マンドリン愛好会】
 第44回定期演奏会
〜マンドリンの夕べ〜
2018年11月24日(土)
開場17:45/開演18:30
静岡音楽館AOI 8階 ホール
入場料:一般1,000円/学生500円


【ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ】
セミナー:8/17(金)〜18(土)清水テルサ
コンサート:8/19(日)しずぎんホール「ユーフォニア」
http://youth-mandolin.org/
posted by かんぢちょ at 22:20| Comment(0) | 日記