こんにちは、Kimmyです。
新型コロナウィルス感染拡大の懸念は、
我が愛好会にも多くの影響を及ぼしています。
毎週行っている練習はG.W.明けまでは見合わせることになり、
予定されていた演奏会は、いくつか中止・延期を余儀なくされました。
中でも4月のサロンコンサートの中止と、
9月開催予定であった定期演奏会の延期は、
愛好会史上でも最も大きな出来事と言っていいと思います。
定期演奏会に関しては、
9月の時点でこの事態が収束しているとしても、
現段階で練習が行えない状況では十分な準備期間が確保できません。
延期という苦渋の選択は、この観点によるものです。
(現時点では11月7日に開催の予定ですが、今後の状況により随時判断して参ります)
9年前の東日本大震災の時、
愛好会は今と同じように「自粛」という言葉に揺れました。
この時も定期演奏会を開催するか否か色々と考えを巡らせた末、
ある思いを噛みしめながら開催するという選択をしました。
以下は、その年のパンフレットに記載した“愛好会の思い”その抜粋です。
『私たちは当たり前の生活がどれほど有り難いものであるかを再認識し、
その思いを噛みしめながら、
新たな気持ちで音楽と関わっていこうと考えるようになりました。
互いに響きあうことの素晴らしさ、
美しい音楽の作り上げる感動を共有できる素晴らしさ。
私たちは、この音楽の力を今こそ信じて、
お聴き下さるお客様方とも共にあることの喜びを一緒に味わえたら…と、切に願っております。』
今日、半年に亘って放送されていたNHKの朝ドラ「スカーレット」が最終回を迎えました。
ヒロインの名前が「きみこ」だったので、
わたくしKimmyも親しみを覚え、視聴しておりました。
最終回の前日の放送で、
白血病に侵され闘病していたヒロインの息子が、迫りくる死を前にして、
「いつもと変わらない1日は特別な1日」
…という言葉を残す場面がありました。
こんな時期だけに、その言葉がとても重く響き、
9年前のことを思い出した、というわけなのです。
ここ静岡は日常生活に比較的大きな支障はないように見えていますが、
先の見えない不安は決して小さくはありません。
当たり前の生活の有り難さを再認識せねば、と思い至った次第です。
これまで普通に開けると思っていた演奏会が突然中止になったのはビックリですし、
当たり前だった毎週の練習がないことには物足りなさを覚えます。
目標とか張り合いみたいなものが急になくなってしまった感じです。
今って普通じゃないのか…と思い知らされ、
一体どうなっちゃうんだろう…と途方に暮れてしまいます。
…長期戦?!
本当に!?
でも今、大事なのは何よりも安全だと思います。
お互いの安全を確保するために、
言われていることはできる限り守っていくしかないですよね。
皆さま、どうかご安全に!
「いつもと変わらない1日」を、
一日も早く取り戻したいものだと思います。
2020年03月28日
いつもと変わらない1日
posted by かんぢちょ at 20:57| Comment(0)
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