我が静岡マンドリン愛好会の50回記念演奏会、
おかげさまで無事に終了いたしました。
会場にお越しくださった皆さま、ありがとうございました。
ホールがほぼ満席…という最良の結果を残すことができました
能登半島地震で幕を開けた本年。
被害のあった地域の人々の惨状に胸を痛めたり、
猛暑や大雨などの異常気象に更なる不安を覚えたり。
そんな年の暮れに開催となった私たちの演奏会。
天変地異も大きな事故もなく、
無事にその日を迎えられただけでも感謝の思いでいっぱいでした。
私が初めて「マンドリンの夕べ」に出演したのは48年前。
愛好会の第2回定期演奏会でした。
今では考えにくいのですが平日の開催で(たしか木曜日)、
メンバーは夕方まで普通に仕事をしてから小さなホールに集合したものです。
入場料は100円。
青焼きコピーのチラシがそのままプログラムでした。

そんな昭和の時代から、年に一度の文字通りの定期演奏会がずっと続き、
めでたく50回目の記念演奏会に漕ぎ付けました。
600を超える座席数を有する立派なホールで、
コート紙を使ったフルカラー10頁のパンフレットを作成して配布。
1,000円の入場料を頂くようになりました。

今回は日曜日の昼公演でしたので、
これまで土曜日の夜に開催することが多かった我々にとっては、
段取りの面で若干不慣れな面もありました。
そのため団員以外の賛助出演・公募出演メンバーの方々のお力も借りて、
総動員体制で舞台設営や受付準備などを進めました。
さて、蓋を開けてみると「昼間だから来場できた」というお客さまも多く、
昼間の開催のメリットも大きいな…と感じました。
私事ながら、孫たちに演奏会に来てほしくて、
今回はダメ元で声をかけてみたのです。
横浜に住む娘が小学校2年の子を連れて聴きに来ました。
市内に住む息子の子供たちも来てくれました。
夜だと、そうはいかなかったと思います。
孫たちに聴いてほしいと思ったのは、
私自身が今回で定演卒業ということよりも、
マンドリン合奏の光景を記憶の片隅にでも刻んでおいてくれたらな…
という願いがあったからでした。
幼い心にマンドリンオーケストラの音楽はどう響いたでしょう…
“初めて聴いた”という大人たちが口々に「迫力があった!」
という感想を持ってくださっています。
孫たちも何かしらのインパクトを受け留めてくれていたら嬉しいのですが。
50回を超える演奏会を開催しているマンドリン合奏団は他にもあります。
歴史の長短はあれど、社会人合奏団は少なくないです。
高校生が部活としてマンドリン合奏を行うケースもあります。
なのに、未だに認知度の上がらないマ界であります。
我々のようなアマチュア合奏団が定期的に演奏会を開催することで、
じわじわとでもマンドリン音楽の素晴らしさが広まっていってくれたら…
と、願っています。
…と、卒業を決めた私がいうのは僭越ですね。
でも、我が静岡マンドリン愛好会は永久に不滅です!
これからもメンバーが入れ替わり立ち代わり紡いで活動を続け、
定期演奏会やサロンコンサートを開き、
マ界を盛り上げてくれるはずです。
これからも愛好会をよろしくお願いいたします。
【コンサート情報】
静岡マンドリン愛好会 第17回サロンコンサート
時:2025年4月12日(土)たぶん午後
ところ:静岡音楽館AOI7階 講堂
入場無料